STORY OF LIFE

新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻 Asuka Joy TOBUSEさん(博士1年)

FIG.01

ウイルスの遺伝子情報だけを入力に、変異株が「広がりやすいか」を予測するAIモデル「CoVFit」。 — Systems Virology Lab

DATE

2026/09/30

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FROM

Kuala Lumpur, Malaysia

Q:大学の学部・専攻は?

薬学部(薬品化学)

Q:大学ではどうしてその学部・専攻を選びましたか?

新薬の研究開発、特に新しい医薬品を生み出す最前線に携わりたいという思いがあったからです。この専攻では、薬の設計に必要な化学だけでなく、錠剤やカプセル、注射剤など、さまざまな製剤がどのように作られるのかについても学ぶことができました。

Q:大学の学部・専攻にはいつから興味関心がありましたか?

高校時代は理系科目があまり得意ではなく、ゲームが好きだったこともあり、ゲームデザインの道に進もうと考えていました。しかし、大学進学前に出会った恩師から「もう一度科学に挑戦してみないか」と背中を押していただきました。そのことをきっかけに、薬が体の中でどのように働くのか、そして薬はどのように作られるのかということに強く興味を持つようになりました。いろいろと考えた結果、薬を処方したり販売したりする立場ではなく、新しい医薬品の開発に携わり、世界中のより多くの人々の役に立つ研究をしたいと思うようになりました。

Q:大学院ではどんな研究をしていますか?現在の目標は?

現在は免疫学・ワクチン学を専門とし、アジュバントによって未知あるいは新興の病原体から身を守る力を高めることで、パンデミックのような緊急事態において人々を守るための研究を行っています。アジュバントとは、ワクチンの有効性を高める成分のことです。私の研究では、ウイルスや細菌による感染症に対して、ワクチンの効果を高める「アジュバント」という物質が、どの程度感染を防ぐことができるのか、また安全に使用できるのかを調べています。

一般的に、ワクチンを開発するためには、感染症を引き起こすウイルスや細菌について詳しく知る必要があります。しかし、私たちが経験した新型コロナウイルスのパンデミックでも分かるように、病原体についての情報を集め、ワクチンを開発するまでには時間がかかります。その間にも感染が世界中に広がり、多くの人が亡くなる可能性があります。そのため、ワクチンが開発されるまでの間に、緊急的に感染から身を守ることができる治療法を用意することができれば、世界中の人々にとって大きな助けになると考えています。現在は、特にインフルエンザやその他の呼吸器感染症を引き起こすウイルスや細菌を対象に研究しています。これらは、くしゃみや咳などを通して人から人へ簡単に広がるためです。その成果を自分自身が直接目にすることはないかもしれませんが、自分の研究がより大きな発展に貢献できたなら、それ以上に嬉しいことはありません。

第4回UTOPIAシンポジウムで行ったフラッシュトーク(1分程度の超短時間プレゼン)

Q:大学院の研究室で何をしている時がHappy?

予想外のデータが出た時です。「なぜこんな結果になったのだろう?」と考えながら、次の実験を組み立てて謎を解いていく過程がとても楽しいです。

Q:大学院の入学前後でギャップはありましたか?

特にありませんでした。学部卒業後に大学でリサーチアシスタント(RA)として研究に携わっていた経験があったため、大学院での研究生活はほぼ想像どおりでした。

Q:大学院での研究の合間に行っているルーティーンはありますか?

平日はコーヒーが欠かせません(夏場はお気に入りのマグでアイスコーヒーを飲んでいます)。また、夜遅くまで実験をする日は、途中で夕食を食べてから実験やデスクワークを続けています。 金曜日や土曜日には飲みに行くこともよくあります。

私自身は「仕事」と「遊び」をあまり切り分けていません。研究室には毎日来ていますが、週末は論文執筆やデータ解析、実験計画などのデスクワークが中心です。時間に余裕がある日は、マウスの遺伝的な特徴を確認したり、さまざまな遺伝子の発現量を測定したりするなど、柔軟に進められる実験を行うこともあります。

Q:学位取得後のキャリアは決めていますか?

現在のところ、製薬企業などの研究開発部門で、ワクチンやアジュバントの研究開発に携わることを考えています。

Q:未来の医科研大学院生へ一言!

「Work hard, play hard.」です。実験が忙しくて遊ぶ時間がない、と話す学生をよく見かけます。私からのアドバイスは、「仕事と遊びを切り離さないこと」です。そして、「忙しい」と自分に言い聞かせ続けると、本当に忙しくなってしまいます。

私が身につけた大切な考え方の一つは、「自分は忙しくない」と考えることです。 昼食を食べる時間はありますし、新しい思い出を作る時間もあります。そして、新しいチャンスをつかむ時間もあります。人生は一度きりです。だからこそ、できる限りたくさん研究をして、できる限りたくさん楽しむようにしています。


Q:他の大学院生からの質問 (塚原 雅仁さんより)

医科研の近くで、どこかおすすめのお店はありますか?

医科研からは、徒歩5分ほどで目黒エリアまで行くことができます。目黒には、「家系ラーメン」や有名タンメン屋など、人気のラーメン店があります。また、目黒駅方面にあるカレーうどんも有名で、多くの方が訪れるお店ですし、目黒駅のすぐ近くには回転寿司もあります。一方で、白金台周辺は飲食店の価格が比較的高いため、学生が普段から気軽に食事をするお店はあまり多くない印象です。


Q

NEXT QUESTION ・ 次の学生さんへ

もし明日が地球最後の日だとしたら、最後に何を食べたいですか?そして、それをどこで食べたいですか?

この質問は、次に登場する大学院生さんへお預けします。

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LABORATORY

ワクチン科学分野

教授 石井 健

「ワクチンをサイエンス(科学)する」、をモットーに、免疫学の基礎研究から、実際のワクチンや免疫療法の開発研究まで、幅広く免疫、ワクチンのことを学べるような環境を目指し、日々活動しています。

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